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指しゃぶりの原因と影響

指しゃぶりの原因と影響

指しゃぶりの原因

指しゃぶりの原因子供の成長・発達に伴う生理的な指しゃぶり。

 

  • 探索-口唇-吸啜(きゅうてつ)反射
    新生児には、口唇周辺に乳首様のものが触れると口をその方向に向ける探索反射、それを口唇で挟み込むようにして口の中に取り込む口唇反射、さらに舌を使って吸う吸啜反射という原始反射が備わっています。
    生後3~4ヶ月頃になると、自分の手を口に持って行く動きが見られます。この頃から原始反射的な動きは徐々に弱くなり、随意的な運動に変化していきます。
    この時期の指しゃぶりは、噛んで飲み込むという随意的な運動が必要とされる離乳期のステップへ移行するための発達を促す役割を果たすもので、意義があると考えられています。
  • 吸啜の不足
    授乳時期や母乳の不足、早期離乳などこの要求が授乳時に十分満たされない時、乳児に不満足感が残り代償的に指をしゃぶって満たそうとする事が、指しゃぶりの原因になるという考えです。
  • 吸啜の癒し効果
    子供は空腹・眠い・退屈・見知らぬ人と出会うなど、不快や不安な状況に出会った時、吸啜行為を行う事があります。
    指しゃぶりはこれらを自力で解消するのに役立っていると考えられています。

学習の過程で単に習癖として残ったもの

3歳を過ぎ集団生活を経験するようになると友達と遊ぶ機会が増え、自然に昼間の指しゃぶりは減ってきます。

4歳頃までに自然に止めていくのが通常ですが、眠くなった時、就寝時、不安や緊張の強い時など、指をしゃぶる事で「快い」という感覚、「安心」できて「落ち着く」という精神的充実感が味わえる事を学習し、無意識に何度も繰り返すうちに癖になってしまった事が原因ととらえる考え方があります。

子供の気質と環境

指しゃぶりを続ける子供の性格は、敏感で感受性の強い傾向が見られます。社会環境としては、幼稚園や学校の対人関係、家庭環境では、両親・兄弟姉妹・祖父母を含めた家族関係、特に母親の子供への関わり方が指しゃぶりの発現に深く影響すると考えられています。

心理的要因

小学校に入学する学童期になっても指しゃぶりを続ける子供の中には、家庭環境・親子関係など心理的な原因が背景に考えられる時、臨床心理士などによる相談が必要になるケースもあります。

指しゃぶりの影響

指しゃぶりの影響4、5歳過ぎまで継続した指しゃぶりは、不正咬合だけでなく、前歯で噛めない、うまく飲み込めない、不明瞭な発音をする、口を開けて呼吸するなど口腔機能への影響が生じてきます。


 

歯列、咬合への影響 開咬、上顎前突、V字型歯列、交叉咬合(口腔内形態は矯正治療例を参考)
口元と側貌への影響 口元の突出、口唇閉鎖不全
機能面への影響 開咬症状のため前歯で噛めない、異常な嚥下、不明瞭な発音、口唇閉鎖不全による口呼吸
心理面への影響 恥ずかしさ、劣等感
皮膚への影響 指ダコ、指のふやけ、口唇の乾燥

2016-06-09 09:33:02

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