当院の診療内容

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当院の矯正治療について

当院の矯正治療について

当院では、第1期治療(乳歯列~混合歯列~永久歯列前期までの10才前後くらいまでの年齢層)と、第2期治療(12~13才以上の年齢層、成人も含む)を行っています。

第1期治療

第1期治療には主として、叢生の除去、顎顔面の骨格的な成長コントロール(10才前)、不良習癖や機能的不正咬合の改善を行っています。

目的は第2期治療を容易にすることと、そうした努力の延長上に治療結果として非抜歯の治療が増えるからです。床型矯正装置や顎整形装置などの取り外しのできる装置で治療します。ただし、これだけでは完成されたよく咬む思いに合わせた綺麗な歯列を得るのは難しいので、第2期治療で最終の治療に入ります。当院では矯正歯科治療を専門に行う歯科医師のみの治療を行います。

歯を抜いて治療したくない人は第1期治療の段階で相談すべきです。矯正治療の処方せんは、抜歯と非抜歯の2通りしかありません。骨格と歯列の歪みを少なくすれば、非抜歯の可能性が増えます。

成長予測を行い、成長をモニタリングしながら治療目標を設定し、顎骨内における歯牙の位置や移動量を決定しています。30年近く診断のツールとして用いています。

第2期治療

第2期治療では、現在ワイヤー治療においてマルチブラケット装置のプリアジャスティッドアプライアンス(通称ストレートワイヤー)を用いた治療を、大学医局員時代を含めすでに30年以上行っており、多数の治験例を有しております。現在、ストレートワイヤーシステムの一法であるマクロフィリンシステムを用いた治療を行っております。

ブレース装着時にはインダイレクト法(間接法)を用いて、チェアタイムの短縮や装置の位置付けの正確性を高めています。

また、顎関節に問題のある患者様にはスプリント療法などを行い、下顎の位置を決定してから歯牙の移動の治療に入るシステムです。
簡単に言うと、下顎が顎関節の中で正しく位置付けられた時に、歯が正しく嚙むこと(正常咬合)が現代矯正歯科治療の目標です。一見きれいに噛んでいても、下顎の位置が顎関節内で不正な位置にあれば、歯・筋肉・顎関節が正常に機能しません。

要は並べる矯正ではなく、噛み合わせを重視した矯正治療を行います。

目立ちにくい矯正治療について

目立ちにくい矯正治療について

クリアライナー(マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置)などを用いて矯正治療を行います。

※装置には適応症があり歯根の移動量が大きい(垂直的・前後的)症例は不適応です。
ワイヤー治療が今でも主流で全ての症例に適していることを御理解ください。

抜歯・非抜歯の判定

抜歯・非抜歯の判定には、成長予測法とDental V.T.O.を診断のツールとして用い、前歯の移動量や左右の大臼歯の移動量を明確にした後、装置や治療期間が決まります。

装置ばかり気になさる患者様が多いですが、診断のツールが古ければ治療システムとしては安全ではありません。

8才の顔で最終目標を立てて良いでしょうか?顔は成長します。実際は治療システムだけではなく、診断システムも重要です。歯は自分で位置は決められません。

ワイヤー以外の装置として、透明タイプの各種プラスチック材料を用いてわずかな歪みを修正する装置を使用しています(クリアライナー(マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置)など)。

口腔内管理の判定

カリエスリスク判定(唾液検査)や、歯周病菌検査(バナペリオ)、成人の方はプロービング検査(歯周ポケットの深さを測る)を行い、各患者様のう蝕や歯周病などの予防処方を治療中にしています。

PMTC(機械的な歯のクリーニング)やフッ素塗布、キシリトールガムの処方を行っています。

ワイヤー治療の際は、カリエスリスクの判定でう蝕になりやすいと判定された方は、オパールシールなど(フッ素徐放性)を歯面に塗布して歯のう蝕を防止する努力をしています。

唾液中の虫歯菌の検査
唾液中の虫歯菌の検査
歯周病菌の検査
歯周病菌の検査
ホワイトニング
ホワイトニング

オフィスホワイトニング

矯正治療を終えられた方に向けて、ホワイトニング施術も承っています。
※矯正治療を終えられた方のみご案内している為、ホワイトニングのみのご要望は受け付けておりません。

治療費:22,000円(税込)
処置料:3,300円~5,500円(税込)
治療期間目安:4~5週間
治療回数目安:4回
リスク・副作用:ホワイトニング剤の影響で知覚過敏になる可能性があります。

矯正学的検査一般の他に

  • 筋機能療法(MFT=Myo Functional Therapy)
  • 顎運動解析(顎関節検査)
  • 筋電計を使用した咀嚼筋の検査
  • 口唇圧の測定
  • 唾液検査(培養検査)
  • 歯周病検査(バナペリオ)
  • う蝕検査ダイアグノデント(虫歯の進行度を機器によって判定)
顎運動解析(ナソヘキサⅢ)
顎運動解析(ナソヘキサⅢ)
筋電計(Bio PAK)
筋電計(Bio PAK)
DIAGNOdent(ダイアグノデント)
DIAGNOdent(ダイアグノデント)

矯正治療の流れ

1.初診相談(予約が必要です)

■ご来院いただき、患者様に合わせた矯正治療のご説明をいたします。
■矯正治療を始める場合は、精密検査をします。
※電話の場合は、パンフレットの送付をします。

2.精密検査

患者様の歯・顔の写真
患者様の歯・顔の写真
歯・頭部のレントゲン写真
歯・頭部のレントゲン写真
歯列の模型治療計画に必要な検査をします。
歯列の模型治療計画に必要な検査をします。

症状により顎の関節のレントゲン写真や、顎の運動の検査もします。

3.矯正診断

検査によって診断・治療計画・治療方法・治療時間および治療費を医師から説明します。

4.治療

治療には、動的治療と保定の二段階に分かれています。

治療計画に従い、いろいろな矯正装置を使い段階的に治療を進めます。
動かした歯の後戻りを防ぐために、保定装置を使います。
その期間は通常2~3年ですが、場合によっては成長が終了するまで必要になることもあります。
当院では、動的治療後定期的に2年間通院された方を永久登録いたします。
その後、後戻りが生じた場合は処置料のみで治療いたします。
動的治療が終わると保定期に入り、その後は定期検診として年に3~4回通院します。

動的治療後2~3年間が平均的な保定期間です。